中古住宅|カーペットのリフォームの概要|クリーニング-張替え-フローリング

カーペットの汚れが気になるので、引っ越し前になんとかしたい。出費を抑えたいので張り替えはせずに、別な方法でお願いしたい。などのカーペットの問い合わせが間々あります。そこで今回は現状有姿で引き渡され、、カーペットリフォームについて、どのような方法があって、いくら位いかかるのか?、概要をまとめました。

張り替えの前にカーペットクリーニングを検討

張り替えを行わず、汚れやシミを改善するには、カーペット洗浄しかありません。ハウスクリーニングで部屋が綺麗になって、カーペットの汚れが浮き彫りになるケースがあります。こんな時に登場するのがカーペット洗浄です。

カーペットクリーニングの概要

カーペットクリーニングとはどんな作業で、いくらかかりその効果はどのくらいあるのかを解説します。

カーペットクリーニングとは

「カーペット洗浄」とも言い、カーペットが敷き込まれた状態のまま、専用機械を使って洗浄作業を行います。作業の手順は次の通りです。料金等につきましては弊社下部組織のアースホームサービスのページをご参照ください。こちら

  1. 専用掃除機で吸塵
  2. 高温スチームでシミ汚れの強い箇所を噴霧。
  3. シミ汚れの強い箇所を温水洗浄剤とブラッシングで部分洗浄(2〜3度繰り返す)
  4. ポリッシャー機で全面洗浄(バケツ数杯の温水洗浄剤を使用)
  5. リンスをしながら強力バキューム機で汚水を吸い上げ。
  6. 整毛ブラシで目立て作業
  7. 完了
  • 完了後24時間で歩行可能

カーペット洗浄の効力はケースバイケース

カーペットの汚れ・染み・使用感・匂いなどあった場合、クリーニングでどこまで是正できるのか? よくある質問です。

思ったより汚れが落ちる場合もあれば、染みなどは全く落ちない場合もあり、現場によって結果はまちまちです。汚れの度合いや汚れの成分などによって左右します。経験上ある程度の予測はつきますので、そのイメージで出来栄えや完成度をお伝えしております。

カーペット洗浄はジーンズの手洗いに類似

カーペット洗浄の洗い方や仕上がり具合を例えると、Gパンの手洗いのような感じです。汚れたジーンズをタライの中で、バケツ半分の洗浄水を入れ、ブラシで丹念に洗うイメージです。仕上がり具合は、汚れや匂いが取れてキレイになり、洗濯済であることは一目瞭然となります。しかし汚れ落ちは、洗濯機程ではなく、物足りなさを感じます。この物足りなさ感が、カーペット洗浄にあります。

効力を発揮するケース

カーペットクリーニングを行うことにより、全体の薄汚れた感じは無くなります。そして汚れの物資や雑菌などをバキュームで吸い上げ回収するの作業にて、匂いはかなり軽減できます。

  • 埃や土砂のが舞って付着した全体の薄汚れ
  • 飲食物やカビなど有機物系の汚れで、色が中間より薄い場合。
  • 汚れ物質の粒子が大きもの
  • 汚れ付着の経過日数の短いのもの。

効力を発揮しないケース

汚れや染色の度合い・汚れ物質によって、効力を発揮しないケースがあります。薄い色の汚れは、より薄くなり判らないほどになりますが、濃い色は弱まって中間位にとどまりそれ以上何をやても変わりません。また「PM2.5」のようなカーボン汚れ(煤のような黒ずみ)や粒子の細かい物資は染色力が強く漂白しない限り落ちません。

  • 化学物質の汚れ(油シミ・油性マジック・ペンキ・マニュキュア)
  • pm2.5など粒子の細かい物資(黒ずみ)
  • 何年も月日が経った汚れ
  • 日焼け・変色
  • 焦げ

全く効果を発揮しないケース

カーペットクリーニングは衣類のクリーニングと同様に、全く効果を発揮しないダメージがあります。傷・ほころびは勿論のこと、家具の足跡の凹みや毛のへたりなど様々です。

  • 傷・ほころび・家具の足跡の凹み
  • 日焼け・変色
  • 焦げ
  • 使用感

費用対効果が合わなければカーペット洗浄はNG

クリーニングと張替えの差額は35,000円

カーペット洗浄の料金は、弊社の場合ハウスクリーニングのオプションで1畳あたり2,500円、6畳間で約15,000円になります。カーペット張り替え料金は価格の安いカーペットで合50,000円台からありますので、カーペットの状態と費用対効果をお考えの上選択されることが良いでしょう。

貼り替えは10年が目安

また通常カーペットの寿命は20年程度といわれていますが、使用状況により異なります。シミや汚れが目立ち始め、クリーニングでも半分くらいの処理しかができなくなるのが平均で築10年です。従ってある程度年数が経っていて汚れが気になる場合は、張り替えをお勧めします。

カーペット張り替えor フローリング

ここまでカーペットの改善方法として、洗浄について説明しましたが、次はカーペットの張り替えやフローリングにした場合はどうなのか、詳しく説明いたします。

カーペットの張り替え

近年フローリングにその人気に押され気味なカーペット、しかしカーペットには様々なメリットがあります。繊維特有の暖かさや肌ざわりのよさを感じることができ、クッション性により衝撃を吸収し防音の効果を発揮します。

一方カーペット対して、ネガティブな意見もあります。カーペットは汚れやすく手入れが大変そうとか、ダニの温床になり健康被害が心配なので、と言う理由が多く挙げられています。

カーペットリフォームには「カーペットからカーペット」や「カーペットからフローリング」があり、それぞれ異なるメリットがあります。好みやライフスタイルに合わせてお選びいただければ良いでしょう。

先ずはカーペットの基礎知識

施工方法は2つ

カーペットの施工方法は、クッション材のアンダレイを下敷きにし、グリッパーで止める方法のグリッパー工法と接着剤で下地に直貼りする直貼り工法があります。現在の住宅は、ほとんどがグリッパー工法で施工されていますので、同工法について説明します。

グリッパー工法とは

カーペットグリッパーとはカーペットがズレたり動かなくするための固定金具です。この固定金具をカーペットの外周の壁際に設置し、カーペットをグリップさせるのでグリッパー工法と呼ばれています。

アンダーレイとは

アンダーレイとは、カーペットの下に敷くクッション材で、カーペットの踏み心地や歩行感を向上させ、床衝撃音を吸収し、音をやわらげる効果があります。種類は、一般普及品のフェルトと呼ばれるものと、さらに性能をアップしたハイクッションと呼ばれるものがあり、選択できます。

 アンダーレイの種類

ニードルフェルト    一般的なカーペットの合繊フェルト下地材。繊維を集めてシート状にしたフェルトで吸音性・断熱性・クッション性を高めコストの軽減になります。
ハイクッションウレタンチップのカーペットの下地材。ニードルフェルトよりもクッション性は高くソフトで底つき感のない歩行感触になります。床衝撃音を吸収し、音をやわらげます。

カーペット張り替えの手順

カーペットを張り替える際の手順を説明します。通常グリッパーは既存のもを使用、アンダーレイは、既存の状態が良ければそのままで、新品に替えたい場合やハイクッションにアップグレードする際はは交換をします。

  1. 既存のカーペットを剥す。
  2. アンダーレイ交換する場合:既存のアンダーレイを剥がし、新規を敷き込む。
  3. 新しいカーペットを敷き込みむ
  4. グリッパーのピンの出っ張りの処理を行い、切屑など清掃し完了。

※作業時間は1部屋3時間位を要します。

アンダーレイの種類

ニードルフェルト

一般的なカーペットの合繊フェルト下地材。繊維を集めてシート状にしたフェルトで吸音性・断熱性・クッション性を高めコストの軽減になります。

ハイクッション

ウレタンチップのカーペットの下地材。ニードルフェルトよりもクッション性は高くソフトで底つき感のない歩行感触になります。床衝撃音を吸収し、音をやわらげます

カーペットの種類(素材)

ウール

ウールカーペットは、その質の高さから、カーペットの王様と言われています。調湿、保温効果・撥水性・防炎性能・防音効果・空気清浄効果・耐久性などに優れ、品質面では他の素材の一歩先をリードするカーペットです。しかし天然素材がゆえに価格が高くネックになるところです。

ナイロン

ナイロンはへたりや擦り切れに対して他の繊維に比べて格段に優れた、耐久性の高い糸です。薬品、油、カビ、虫害などに強く、業務用途から住宅用途まで幅広く用いられています。家族が集うリビングルームに敷きつめたり、廊下などの動線になる場所に適した素材です。

アクリル

ふっくらとやわらかく弾性や保温性が高いなど、ウールに似た特徴をもっています。日光に対
し劣化も少なく色褪せしにくいという魅力も。防炎性能を持った改質タイプの「アクリル系」
(難燃アクリル)が混紡されているものが安心です。

ポリプロピレン

軽くて強度に優れているうえ、酸やアルカリなどの化学薬品にも強く、カビへの抵抗性も高い
ため、住宅用途で多く用いられています。

ポリプポリエステル

合成繊維のなかでもっとも熱に強く、日光や薬品への耐久性も優れています。擦り切れにも
強く、ピースカーペットやラグなどにも多く使用されています。

カーペットのパイル(毛先)のタイプ

カーペットのパイルとは、表面の繊維の束の状態を指します。大きく分けて2タイプあり、表面の毛足を切りそろえた形のカットパイル、丸い輪になっているループパイルがあります。

ループタイプ

適度な堅さと滑らかさを持ち、耐久性、歩行性に優れています。ヘタリも少なく、ホコリが付きにくく掃除がかんたん。織り方によりテクスチャーの変化が楽しめます。

カットタイプ

弾力性はループタイプより劣りますが、柔らかく微妙な色の変化や深みを醸し出します。また毛羽立ちもループタイプに比べてやや多いため、比較的歩行量の少ない部屋に向きます。

カーペット張り替え費用

カーペット張り替えの費用は、2パターンに分類され、それぞれ使用するカーペットの種類により異なります。ここでは参考までに、サンゲツの製品「サンマイルド」「サンホリデー」の2種類の価格を表記しております。他のメーカーも含めて製品は数多く揃えております。

アンダーレイ交換無し

  • 既存カーペット撤去処分費+カーペット材料費及び工賃+消費税

アンダーレイ交換有り

  • 既存カーペット撤去処分費+アンダーレイ撤去処分費+アンダーレイ材料費及び工賃+カーペット材料費及及び工賃+消費税

サンマイルド(SANGETSU)

SANGETSU/標準価格 3,400円/m2(税別)

MDR-501

MDR-502

MDR-503

MDR-504

MDR-505

MDR-506

6帖間 カーペット張替え料金

表記価格は、材料費・施工費・既存カーペット撤去処分費など全て含まれています。

¥42,000(税別)

その他帖数(面積)別料金はこちら
帖数(床面積)概算金額(税別)
5帖 (8㎡)以下42,000円
6帖 (10㎡)以下42,000円
7帖 (12㎡)以下51,000円
8帖 (14㎡)以下59,000円
9帖 (16㎡)以下68,000円
10帖 (17㎡)以下72,000円
11帖 (18㎡)以下76,000円
12帖 (20㎡)以下84,000円
14帖 (23㎡)以下98,000円
16帖 (26㎡)以下11,000円
18帖 (30㎡)以下125,000円
20帖 (33㎡)以下140,000円
20帖(33㎡)超え      140,000円+7,000円/帖
オプション
ニードルフェルト交換

ハイクッション交換
+2,000円/帖

+3,000円/帖
オプション
グリッパー交換
+2,000円/帖

サンホリデー(SANGETSU)

SANGETSU/標準価格 5,500円/m2(税別)

HDR-501

HDR-502

HDR-503

HDR-504

6帖間 カーペット張替え料金

表記価格は、材料費・施工費・既存カーペット撤去処分費など全て含まれています。

¥58,000(税別)

その他帖数(面積)別料金はこちら
帖数(床面積)概算金額(税別)
5帖 (8㎡)以下56,000円
6帖 (10㎡)以下58,000円
7帖 (12㎡)以下70,000円
8帖 (14㎡)以下82,000円
9帖 (16㎡)以下93,000円
10帖 (17㎡)以下10,000円
11帖 (18㎡)以下105,000円
12帖 (20㎡)以下117,000円
14帖 (23㎡)以下134,000円
16帖 (26㎡)以下151,000円
18帖 (30㎡)以下175,000円
20帖 (33㎡)以下192,000円
20帖(33㎡)超え      192,000円+10,000円/帖
オプション
ニードルフェルト交換
ハイクッション交換
+2,000円/帖

+3,000円/帖
オプション
グリッパー交換
+2,000円/帖

カーペットからフローリング

ここまで「カーペットからカーペット」リフォームの説明を行ってきましたが、「カーペットからフローリング」と言う選択肢もあり、迷われる方もいらっしゃると思います。

カーペットからフローリングに換える場合、技術的には問題ありませんが、マンションにおいては、申請許可が必要となります。価格もカーペットに比べ3割ほど高くなります。詳細につきましては、「フローリング」のページ及び「施工例」をご参照ください。

中古住宅|フローリング リフォームの概要

貼り替え・その他の改善方法

カーペットからフローリング 全部屋貼り替え

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